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title: crowd

2024.8.  size:300×300mm

Price/48.000

私はこの作品で、多様化が進む現代社会における「個」の在り方を表現しています。メタリックな質感を持つ布の複雑な起伏は、都市のビル群のように林立する多様な価値観や生き方を象徴すると同時に、私たちの内面にある揺れ動く感情の風景でもあります。

 

paradoxically(逆説的)に、社会が多様化すればするほど、かつての画一的な社会で際立っていた「個」の輪郭は、むしろ曖昧になっていくように感じます。この作品の不規則な凹凸や陰影は、そんな現代における「個」の捉えどころのなさを表現しています。

 

布の皺が作り出す有機的な造形は、私たちの中にある矛盾した感情も映し出しています。自分らしさを求めながらも、それを明確に定義することが難しい。その不確かさは時に不安を呼び起こすかもしれません。しかし、その複雑さこそが現代を生きる私たちの姿なのかもしれません。

この作品を通して、多様化する社会の中で「個」とは何か、私たちはどのように自己を見出していけばよいのか、と鑑賞者に問いかける作品です。

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