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title: moratorium

2024.3.size:500×50mm etc

この作品は、私自身が身体的にも精神的にも困難な状況にあった時に制作したものです。

 

人は挫けそうになると、立ち続けることが難しくなります。前に進みたいと思っても足が動かず、しゃがみ込んでしまいそうになる――そんなときに支えとして掴まることができ、なおかつ人の温もりを感じられる手すりとして、この作品を作りました。

 

また、「モラトリアム(猶予期間)」という言葉は、しばしば子供から大人へ移行する時期を指す言葉として使われます。この移行の間、つまり前述のように前に進むために一時的に足を休めている間、自分の時間は止まっているように感じられる一方で、周囲の時間は容赦なく過ぎていきます。

 

この作品は、猶予期間に寄り添ってくれる人の温もりを感じながらも、時が止まらない現実を表現しています。

まるで生肉が次第に腐敗していくように、時間は私たちを待つことなく過ぎ去っていく。その感覚からインスピレーションを受けて制作したものです。

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